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本来は植物が自らの傷を保護するために出す分泌物をさす。
天然樹脂には生の樹木から採取されたものと、化石化したものとがある。以前は絶縁塗料、含浸剤、膠着剤などの原料には、もっぱら天然樹脂が用いられていた。 現在は多種多様の合成樹脂が出現し、しだいに天然物の用途が少なくなってきている。
琥珀は化石材料で、化石の程度によって真性琥珀、軟琥珀などと呼ばれるものがある。そのままではほとんど溶剤に溶けないが、一度溶融すると数種の溶剤に溶けて、すぐれた絶縁塗料が作られる。 琥珀の小粒を加熱軟化し、圧縮融着して得られる絶縁物はアンブロイドと呼ばれ、抵抗率10^18[Ωcm]、表面抵抗率10^16[Ωcm]程度のすぐれた性質をもっている。
ロジンは松柏科の樹幹から分泌する樹脂を分留し、テレピン油を取り去った残留物である。塗料、コンパウンド、型造絶縁物のの原料となる。 ロジンオイルはロジンを乾留したもので、含浸用コンパウンドに用いられる。
コーパルは化石樹脂、新生樹脂を指して呼ぶ広い名称である。溶剤に良く溶けないものは一度溶融すればよく溶けるようになり、塗料、型造物、膠着剤などの原料になる。
セラックは熱帯樹林に住む虫の分泌物から精製したものである。天然樹脂中で唯一の熱硬化性をもつもので、溶融を繰り返すとしだいに融点が高くなる。溶剤としてはアルコール、アセトン、テレピン油、エーテルなどがある。塗料、型造物、膠着剤に用いられる。
ダンマルは熱帯に生じる樹木の幹から採取され、塗料、型造物、膠着剤に用いられる。
Last Update 2008/01/29
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