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水銀 (Mercury)

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水銀とは

元素記号:Hg

原子番号:80

原子量:200.6

常温で液体である唯一の金属である。融点は-38.842[℃]。 アマルガムとして、またなどの精錬用として、あるいは古来のめっき用として用いられた。 化合物には有毒なものもあるが、工業上重要なものが多い。

元素名Mercuryは水星を意味するラテン語mercuriumに由来するといわれ、 元素記号Hgは液体のを意味するラテン語hydrargyrumからとられたとされる。

水銀の用途

熱膨張率がほぼ一定で熱伝導も良いことから温度計に使用され、ほかには真空ポンプや気圧計、の採鉱、蛍光灯、水銀灯などに利用される。 水銀化合物は顔料、電池の電極、触媒、爆薬、下剤、皮膚漂白用クリームの製造などに使用される。 農薬に使用されていたが、環境汚染物質であることから消費量は減ってきている。

水銀の生産量

世界全体で7000トン。 日本国内の生産量は年間約200トン程度となる。

水銀による環境汚染

単体の水銀は、常温で液体の唯一の金属であり、工場の作業場などで蒸発して大気を汚染しやすい。 石炭と都市廃棄物の燃焼時の排ガスや火力発電所などの廃液を通じて一般環境にも放出され、その量は世界全体で年間1万トンを超えるとみられる。 一般人が主に汚染食品から摂取する量は1目あたり3~4[μg]におよぶ。 一方、歯の充てん剤に用いられるアマルガムからの水銀の溶出も無視できない。 なお、化合物は環境中で徹生物の作用によって30~50日間に毒性がより強いメチル水銀に変化することが多い。

水銀に対する規制

ACGIHの労働環境大気中許容濃度は2.5[ppb]。 アメリカでは有害大気・水質汚染物質および有害廃棄物に指定。 またEPAは飲料水中許容濃度を0.002[μg/ℓ]に設定。 バーゼル条約の対象物質でもある。 日本では毒物、労働安全衛生法の第二類特定化学物質およびPRTRの第一種対象物質に指定しており、大気汚染のリスク低減のための指針値として0.04[μg/m3]と、健康保護のための水質環境基準として0.5[μg/ℓ]を設定している。

Last Update 2008/01/29

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