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スズ (Tin)

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スズとは

元素記号:Sn

原子番号:50

原子量:118.7

金属元素の一つで白色を呈し、融点231.97[℃]、沸点2270[℃]、密度はα型5.75[g/cm^3]、β型7.31[g/cm^3]であり、天然にはスズ石(SnO2)として存在する。 低温ではダイヤモンド構造のα型が、室温から上では正方晶系のβ型が安定である。

スズの用途

空気中でほとんど錆びない金属であり、有機酸に強い。青、はんだ、軸受け用や歯科用などの合金類、鉄製品のメッキ、製品のコーティング、スズ箔などに利用される。 スズ化合物は染料、顔料、感光紙、乳白ガラス、ほうろう用うわぐすり、練り歯磨き、香水、触媒などの製造や超電導材料(Nb3Sn)、レーザー素子(Pb・Sn・Te)などに用いられている。 純錫の展延材は医薬用のチューブや食品工業用の管などに使用され、包装用の箔にもなる。

スズの生産量

世界全体で年間約20万トン。 日本国内の生産量は年間約3万トン程度である。ほとんどのスズは輸入している。

スズによる環境汚染

スズは、工場の作業場の大気などを汚染すると共に、石炭燃焼時の排ガス、各種化学商品の使用と廃棄後の処理などを通じて一般環境にも放出される。 特に缶詰などのブリキ製の缶から食品中に50~500[ppm]のスズが溶出することが知られており、安全性上無視できないとみられる。

スズに対する規制

無機スズ化合物に関するNIOSHの労働環境大気中許容濃度は、元素について2[mg/m^3]。 アメリカのバージニア州では一般環境大気中許容濃度を1.6[μg/m^3]に設定。 またミネソタ州では飲料水中許容濃度を4[mg/ℓ]に設定。 日本ではSnCl2など一部の化合物を劇物に指定している。

Last Update 2008/01/29

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